手紙の季語

電話やメールで離れた人とのコミュニケーションのほとんどをすませてしまう現代社会では、手紙を書く機会なんてほとんどないのではないでしょうか。
そんな時代に心のこもった手紙をいただいたときは、自分の心もほんわか暖かくなってしまいますね。そしてその手紙にちゃんと季語が使われていたら、手紙を出した人の株が上がること間違いなしです。その相手が自分が気になっているひとだったらなおさらです。俳句に季語があるように手紙にも季語があるんですよ。それはその季節に応じた時候の挨拶です。季節の変化に敏感な日本人らしい情愛のこもった挨拶です。といっても気取った言い回しや、古めかしい表現をする必要はありません。特に改まった手紙や大切な用件の手紙では、時候の挨拶は省略するか、ごく短い単純な形にするのが普通ですから、そうでない手紙では、自分の肌で接した季節感のなかで、一番印象の深いものを選んで簡潔に表現すればいいんです。親しい人なら季節の言葉も個性的で具体的なものが、印象的でいいかもしれません。
季語のはいった心をこめた手紙なら、ラブレターとして気になっている人に出しても好印象を持っていただけると思いますよ。
次からは代表的な時候の挨拶を紹介していきます。

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1月から6月までの手紙の季語 文例

1月から6月までの時候の挨拶(手紙の季語)を紹介します。
どの文章も季節を感じますよね。
◎1月 
▼新年を迎え ▼冬にはめずらしく暖かい日が続き ▼凍てつくような冬の月が冴えて ▼私の好きなスキーのシーズンになりました ▼この寒さの中、福寿草がひとり咲いています
◎2月
▼立春とはカレンダーの中だけのようです ▼どことなく春の気配がただよい ▼ずいぶんと日が長くなってきました ▼ひと雨ごとに寒さが緩んでいくようです
◎3月
▼急に春めいてきました ▼静かに降る春雨の雨音が ▼卒業、転勤と三月は別れの季節ですが ▼柳も芽吹いてきたようです ▼もうじき花の便りも聞こえてきます
◎4月
▼こちらでもようやく桜が咲き始めました ▼春眠暁を覚えずというとおり ▼帰り道で春雷に驚かされました ▼ちらほらと散る桜に儚さを感じ 
◎5月
▼新緑が目にまぶしく ▼五月の空を泳ぐ鯉のぼりは ▼ゴールデンウィークとはいえ、今年も仕事に追われ ▼日差しはすっかり夏めいて ▼五月病になる暇さえ
◎6月
▼今年の梅雨はから梅雨のようです ▼うっとおしい梅雨ですが ▼田植えの季節になりました ▼梅雨時は滅入ってしまいます

7月から12月までの手紙の季語 文例

次は7月から12月までの手紙の季語です。
◎7月
▼梅雨は明けましたが ▼早くも蝉がうるさいほど鳴いています ▼これで何日熱帯夜が続いているでしょう ▼もうすぐ夏休み ▼高原の涼しさが恋しく
◎8月
▼遠雷に飼い犬がおびえています ▼朝顔もぐんぐん伸びて ▼暑くて勉強どころではありません ▼今日、赤とんぼを見ました ▼雲の形もなんとなく秋めいてきて
◎9月
▼残暑もうすらぎ ▼鈴虫の鳴く声が ▼きんもくせいのいい香りが 
◎10月
▼裏山の紅葉が目にまぶしく ▼休田でコスモスがいっせいに ▼近くの中学校では運動会が開催されました ▼家族みんなで稲刈りです
◎11月
▼小春日和の毎日が続いています ▼紅葉も散ってしまって ▼もうそろそろ冬支度
◎12月
▼ついこのまえ「おめでとう」と言ったばかりなのに ▼一年はあっという間 ▼あわただしい師走ですが
いかがですか? 手紙の季語といっても難しく考えることはありません。その季節に感じた心情を書けばいいだけですから。手紙の季語にはこれといった「定型」はありません。あなたのセンスで素敵な手紙の季語を作ってみてください。

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